自動車事故に関するデータ

交通事故発生状況

このグラフを見ると交通事故の発生件数は年々減少しており、それに伴って負傷者、死者の人数も減少していることが分かります。

e-Stat 道路の交通に関する統計 交通事故死者数について

原付以上運転者(第1当事者)の法令違反別死亡事故件数

このグラフからは、10年前と比べるとほぼすべての法令違反の項目で改善が見られることが分かります。どちらの年も運転操作不適、漫然運転、脇見運転、安全不確認といった違反が特に多く、これらはいずれも安全運転義務違反に該当する項目です。
全体的な死亡事故の件数は減少していますが、最近ではスマートフォンを操作しながらの「ながら運転」や、高齢者の運転ミスなどによる事故が問題になっています。データで見ると、実際にそういった違反による死亡事故が多くなっているので、法律による規制や、高齢者の免許返納を進めることが必要なのではないかと思います。
また、免許返納については、免許を手放すことによって移動が困難になってしまう地域の高齢者もいると思うので、そういった人たちに対する免許返納後のケアの仕方も考える必要があると思います。
 

e-Stat 道路の交通に関する統計 交通事故統計

交通事故による死者数(2017年)

e-Stat 道路の交通に関する統計 交通事故死者数について

交通事故による死者数(人口10万人あたり)(2017年)

まず、上の図は2017年における交通事故の死者数を示したものです。愛知県の死者数が最も多く、他には東京圏、大阪圏、福岡県といった発展した地域の死者数が多くなっています。
次に、下の図は交通事故の死者数を人口10万人あたりで見たものです。これを見ると愛知県の10万人あたり死者数は他の地域と比べてそれほど多くなく、東京圏や大阪圏では非常に少なくなっています。
この2つの図からは、都市部では人口が多い分、交通事故による死者数も多くなり、反対にそれ以外の地域では、交通機関の整備が不十分でなく運転をする機会が増えることなどによって、死亡事故が起きる可能性が高くなるのではないかということが考えらます。

e-Stat 道路の交通に関する統計 交通事故死者数について

人口における高齢者の割合(2015年)

これは人口における高齢者の割合を示した図です。この図を作成した理由は、交通事故被害者の中の高齢者の割合が他の年代に比べて高いことや、高齢者が起こした交通事故が度々話題になっていることから、高齢者の割合が高い地域では交通事故が起きる可能性が高くなるのではないかと考えたからです。
上の人口10万人あたりの死者数の図と見比べてみると、やや重なる部分もありますが大きな関連はないように思われます。

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